ニュースレター(No99)

NHK「プロフェショナル 仕事の流儀」(2014年5月19日放送)
義肢装具士・林伸太郎の人生に根づいているひとつの言葉 「気づき」
『それはもともと、妻の香苗さんからもらった言葉だ。
10代の頃、特に夢もなく過ごしていた林。高校にもあまり通わず、卒業しても定職には就かなかった。そんなとき、香苗さんとの交換日記に記されていた、ひとつの言葉に出会う。

「気づきが、大切だよ」

最初は、その意味が深くは理解できなかった。だが、ほかならぬ香苗さんからの言葉。林は折に触れ、「気づき」の意味を考えるようになった。
その言葉は、林が義肢装具士になったとき、より大きな意味を持つようになっていく。さまざまな事情を抱えてやってくる依頼主。その、決して言葉では言い表すことのできない細やかな気持ちに、どこまで気づけるか。それこそが、仕事を大きく左右するのだ。
指の血管までも描く技術。義肢とのつなぎ目をわからなくする技術。「気づき」とともに、みずからの仕事をつきつめていった林。いつしか、業界でも屈指と呼ばれる職人となっていた。
林は言う。「気づきという言葉を意識すると、すべてが、そこスタートです」。(抜粋)』

「気づき」それは相手側に立って考えることだ。自分側からしか見ていないだろうか、気づくということは、言葉では簡単ではあるが、実行することはとても難しいと思う。